
ダイエットに特に興味はない方でも、体の調子を整えたい、きれいになりたいという志を持っている女性は向上心に富んでいます。
仕事に遊びに忙しい毎日を、もっと快適に、もっと美しく過ごしたい、そんな希望を叶えてくれる栄養素でよく知られている存在がイソフラボンです。
若いのだから、きれいに着飾りたいし、旅行にも行きたい、ダイエットは後回し、と考えていらしても、それは間違ったことではありません。
ただ、お近くに、食物としても摂取することができる、とても栄養豊富な植物がある、という事に気が付かれたようですね。
最近、つり広告などに書かれています、葛の花ダイエットです。
都心と言うよりも、田舎と言う方がしっくりくる場所ならば、どこにでも一杯生えているあの葛の事です。
葛と言いましたら、吉野葛が有名です。
しかし、吉野へ行かなくても、田舎でならば、葛は何処にでも生えていますし、葛を少しとったからと言って、違法伐採と言われることもあまり聞かれません。
葛は、土筆などと同じく、今や雑草なのですから、葉をとったところでそんなに沢山食べられる物ではないのです。山盛り取らなくても、ちょっと季節の食感を楽しんでみませんか?
葛は、マメ科の蔓性、多年生の植物で、夏場はうっそうと葉を茂らせて、蔓、葉ともに柔らかい毛でおおわれており、その蔓はフェンス、低木、空き地を覆い尽くすほどの勢いで広範囲に広がる植物です。冬場には、葉を落としますので、根の分部を探り当てて、掘り返し、葛の根を大切に掘りだしましょう。
葛の根を精製しますと、吉野葛と呼ばれる高価な食材になります。
奈良県、吉野では、今でも葛を精製する方法が受け継がれ、吉野葛は美味しい和菓子やくずきりなど、日本の食文化を支える大切な原料となっています。
葛は古い時代から漢方薬として重宝されてきた植物です。
根は、良く知られています葛根湯になる部分で、風邪やお腹の調子が悪い時に重宝する薬です。
葛の花は、イソフラボンが豊富とされ、乾燥させて保存したり、ハーブティーなどとして使う事ことも出来ます。
葛の花は、甘い香りが漂う紫の藤に似た花房で、花の季節は盛夏から晩夏の辺り、濃い葛の葉の間にそっと花を咲かせます。
葉や茎の分部を家畜の飼料とすることもできますし、蔓の分部を使って農作業用のカゴ細工をつくる、等、昔の生活に葛は無くてはならない存在だったのです。
そんな、身近な存在の葛ですが、食べてみる、となりますと、ちょっと食べにくいわ、と言う場合には、天麩羅がおすすめです。
美しい花や葉を幾つか用意しまして、先ずは良く水洗いしましょう。
そして、水分をペーパータオルで拭き取って乾かします。
天麩羅粉を水に溶き、鍋に油を注ぎます。油の温度は、水に溶きました天麩羅粉をお箸の先で落とすと、ジュッといういい音がするくらいが最適です。低すぎるとからりと揚げる事ができませんので、良い温度になるまで様子を見ましょう。
油の温度が良い温度になりましたら、水に溶きました天麩羅粉に葛のは、花を少量くぐらせます。そして、熱い油で揚げて行きます。
油の中に入れまして、ジュッという音が高く、いい音になるくらいが良い揚げ具合です。
葉や花には、火も直ぐに通りますから、高温の油で手早く揚げる事がポイントです。
アツアツ、サクサクの内に、岩塩やお塩で軽く味を付けて頂きましょう。食べにくい野菜も、天麩羅にしましたら手軽に美味しく頂くことができますよ。
身近な食材を使いますから、コストも気にならず、葛の花イソフラボンを摂取することができます。
葛の花に葉、体重やお腹の脂肪を減らしてくれる効果があると言われています。燃えにくかった体の脂肪を、葛の花由来イソフラボンが分解を助け、脂肪を燃やすと言われています。
葛の花のサプリメントや、エキスがあちらこちらのメーカーから販売され、今やダイエットで人気の商品となっております。
葛は、ハギ、オバナ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ、と言った秋のおとずれを楽しむ秋の七草としても知られます。
葛は、古くから、根、茎、葉、に需要があったものですが、近年はその花に、注目が集まっています。
葛の花イソフラボンが持つダイエットのパワーと、どこにでも生えている、という親しみやすい植物だという気安さから、ちょっと試してみようかな、という気持ちが生まれやすいことも注目される要素の一つです。
しかし、花は晩夏に咲きますから、冬場や春先、初夏ではまだ葛の花と出会う事は出来ません。
そこで、盛夏、晩夏を迎えるまでには、葛の花のエキスがおすすめです。見たこともないような食材ではなく、身近に生えている植物ですから、夏を迎える頃には、身近な葛の葉や葛の花を手に入れる事もできるでしょう。今の季節から、脂肪を燃やすダイエット、葛の花ダイエットを始めて、余分な脂肪を落として、良いスタイルの、素敵な夏を迎えてみませんか?