女性の健康をサポートする成分の一つに大豆イソフラボンがあります。同じく「イソフラボン」と名前がつくものに葛の花イソフラボンがあります。どちらもイソフラボンですが、何か違いがあるのでしょうか。

●大豆イソフラボンとは

大豆イソフラボンとは、大豆の胚芽に多く含まれている成分です。大豆のえぐみのもとになっています。女性ホルモンと構造が似ていて、体内で女性ホルモンのように働きます。

大豆イソフラボンには、ダイズイン、ゲニスチン、グリシチンの3種類があります。これらはイソフラボン配糖体として存在しています。配糖体とは糖と結合をした状態のことです。大豆イソフラボンの配糖体を摂取すると、腸内細菌の働きで糖が切り離されてアグリコン型になり吸収されます。イソフラボンを配糖体として摂取するのではなく、アグリコン型で摂取した方が吸収がよいといわれています。

●葛の花イソフラボンとは

葛の花イソフラボンは、葛の花から得られるイソフラボンです。イソフラボンとはポリフェノールの一種のことで、大豆や葛などのマメ科、バラ科、アヤメ科、クワ科の植物に含まれています。特にマメ科の植物に多く含まれています。

葛の花イソフラボンも女性ホルモンのように働く性質があります。

●大豆イソフラボンの働き

大豆イソフラボンは女性ホルモンのように働くので、女性ホルモンが関わる症状をサポートすることが期待されます。

更年期障害は女性ホルモン分泌量が減ることが原因の症状です。50歳前後の女性に現れやすく、ほてり、冷え、イライラ、不眠、疲労などの症状を感じます。症状の程度や症状が続く期間は人それぞれです。

大豆イソフラボンは、更年期障害の緩和が期待できます。不足した女性ホルモンの働きを補い、ほてりや肩こりといった更年期障害の症状を緩和します。

大豆イソフラボンは世界で研究されていて、骨量について科学的なデータがとられています。

骨は破骨細胞によって破壊され、骨芽細胞によって新しく作られています。女性ホルモンには骨の健康を維持する働きがあるのですが、女性ホルモンが減少をすると破骨細胞の働きが骨芽細胞の働きを上回り骨量が低下します。そのため、更年期を迎えると骨粗しょう症の心配があります。

中高年女性を対象に骨代謝の影響が調べられました。中高年女性を2つのグループに分け、1つのグループには1日25mgの大豆イソフラボンを、もう一つのグループには大豆イソフラボンを含まない偽薬を摂取してもらいました。2~4週間後、尿中のデオキシピリジノリン量を計測します。デオキシピリジノリンとは、骨の主成分であるコラーゲンに含まれる物質です。コラーゲンが分解されると尿中に排泄されて、この成分を測定することで骨密度の低下が測定できます。

尿中のデオキシピリジノリン量を測定したところ、大豆イソフラボン摂取群は尿中のデオキシピリジノリン量が低下していました。つまり、骨のコラーゲン分解が抑制されたということです。このことから、骨粗しょう症の予防効果が期待されます。

●葛の花イソフラボンの働き

葛の花イソフラボンはお腹の脂肪を減らすサポートをする成分として注目されています。葛の花由来イソフラボンの摂取によってお腹の脂肪面積が減少することが試験で確かめられています。

BMIが25~30のやや肥満気味の97名を対象に試験をしました。2つのグループに分け、一方には葛の花由来イソフラボンを摂取してもらい、もう一方には成分を含まない偽薬を摂取してもらいました。摂取した期間は12週間です。12週間後に計測をしたところ、摂取していな群に比べて葛の花由来イソフラボンを摂取した群は、お腹周りの脂肪面積が平均20平方cm減っていることが確認されました。このデータをもとに、消費者庁に届け出をして「機能性表示食品」として受理されています。

機能性表示食品とは、安全性の確保を前提として、化学的根拠に基づいて、事業者の責任において表示されるものです。トクホは国の規格基準に適合したものに与えられますが、機能性表示食品は国の規格基準ではなく事業者の責任において表示されます。トクホとは違う点に注意をしてください。

●どちらがいいの?

では、大豆イソフラボンと葛の花イソフラボン、どちらがいいのでしょうか。

大豆イソフラボンは、更年期障害の緩和が研究されていてデータもとられています。そのため、更年期のほてり、イライラ、肩こりなどの症状や、骨密度の低下を防ぐために利用をするとよいでしょう。20代や30代などまだ更年期を迎えていない方でも、更年期障害のような症状に悩まされている方がいます。このような時に大豆イソフラボンがサポートしてくれることでしょう。

葛の花イソフラボンはお腹周りの脂肪面積を減らすことが確かめられているので、お腹の脂肪を減らしたい方が摂取するとよいでしょう。ただし、お腹の脂肪を減らすには、サプリメントで摂取をするだけでなく、運動をしたり食事の見直しをすることも大切です。

葛の花の効果やオススメ商品についてはコチラから!